「今あるお金が2倍になるまで、何年くらいかかる?」。その目安を暗算できるのが72の法則です。複利を難しい数式からではなく、時間の長さから考えてみましょう。
72を年利で割るだけ
72 ÷ 年利(%) ≈ お金が2倍になる年数
年利6%なら、72÷6=約12年。6%は「0.06」ではなく「6」を入れます。
| 仮定する年利 | 約2倍になるまで |
|---|---|
| 3% | 約24年 |
| 5% | 約14.4年 |
| 6% | 約12年 |
| 8% | 約9年 |
| 10% | 約7.2年 |
これは、今ある元本の利益を再投資し、年利が一定とした場合の概算です。税金や費用は含めません。金融庁の教材でも、複利で元本が2倍になる期間の目安として紹介されています。金融庁・72の法則
100万円が、約201万→405万→815万円に
100万円を年率6%で運用すると、1年目の利益は6万円。翌年は、その利益も加えた106万円をもとに増えていきます。利益も次の利益を生むのが、複利の仕組みです。
追加で積み立てず、そのまま運用した場合をシミュレーターで計算すると、次のようになります。
元本100万円・追加積立なし・年率6%一定・NISAモードの試算。万円単位に四捨五入。信託報酬・物価や為替の変動は含みません。72の法則は近似なので、表の計算結果とは少しずれます。

シミュレーターと同じ計算による共有カード。元本100万円・追加積立なし・年率6%・36年の試算。
最初の12年間に増える額は約101万円。その次の12年間は約204万円、さらに次は約410万円です。元手を追加しなくても、増えたお金が運用に加わることで、後半ほど増える額が大きくなります。
自分の積立で試してみる
長く運用できる時間は、小さな元手にも力を貸してくれます。最初から大きな金額を用意できなくても、月5,000円・30年・年率5%の積立から、毎月の金額や期間を変えてみてください。
グラフの後半がどう変わるかを見ると、複利と時間の関係を実感できます。具体的な積立例は、少額から老後2,000万円を目指す記事でも紹介しています。年利は将来の予想ではなく、条件を比べるための仮定です。
よくある質問
毎月の積立も、72÷年利で2倍になりますか?
72の法則は、今ある元本が約2倍になるまでの目安です。毎月の積立はお金を入れる時期が異なるため、積立元本の合計が同じ期間で2倍になるという意味ではありません。積立額・期間・年利をシミュレーターに入れて確かめましょう。




